2日目 無愛想なパリ、にこやかなアップルストア

4月23日(月)

FMラジオ J-WAVE に出演してから、昼にホテルを出発。目指すはルーブルにあるアップルストア
パリに来る前、iPhoneのソフトをアップデートしていなかったため、電話がかけられない。ホテルとスターバックスは、WiFiがよく切れるので、アップルストアを目指した。
ところが、歩くうちにどしゃぶりに。しかも、ポンヌフの上で突風に吹かれて、傘をとばされないように足を止めて踏ん張っていたら、後ろから来たフランス人観光客夫婦が続けて、どん、どんと追突した。よく倒れなかったな、と思うような衝撃に呆然としていたら、二人とも私をよけて歩き始め、謝りもしない。

衝撃と寒さで、カフェに入って雨宿り&一服。隣の年配の女性が、International Herald Tribuneを読んでいたので、「読んでないところを借りてもいいですか?」と尋ねると、ちょっと会話が始まった。

「知ってる?米国と違って、こんなカフェで、チップなんてやることないのよ。ウェイターなんてチップに頼らなくてもいい月給をもらっているサラリーマンなんだから、サービスする気なんかこれっぽっちもないんだから」

「それから、こうやって英語で話す時は、ちょっと声を下げた方がいいわよ。アメリカ人が嫌いだから、カフェなのに『黙れ(Shut up!)』とか言う人がいるから」
アメリカ人は声が大きいからね〜と思いつつ、なるほど、いいことを聞いた。

その後、突風と雨の中をアップルストアを目指し、安定したWiFiでダウンロードをしてから、2時間ほど仕事。

カフェのウェイターを始め、確かに無愛想な印象が続いているが、アップルストアは、世界どこに行っても、同じような感じだ。風貌がちょっとオタク風のほっそりした男女が、にこやかに話しかけてくる。フランス人にこんなことをさせるなんて、すごい、アップルって。