真似をすればいいのか

ラスベガスで開かれた家電見本市、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー、CESについて、こんな記事を書いた。
http://jp.wsj.com/IT/node_169277
80年代に米国の家電メーカーを駆逐してしまった日本の家電メーカーは、技術革新で今も先を行っているが、勢いがなくなってきている。それに比べて韓国勢の勢いは、毎年みていて非常に目立つ。宣伝やプレゼンがへたな日本人に比べると、アグレッシブな韓国人、といったお国柄の違いもあるが、やや不安になる。
メーカー幹部は「日本は目の肥えた日本の消費者の需要に応じるために、熾烈な競争をしているが、それを超えて、(韓国勢のような)グローバルに汎用性のあるものも、作っていかないとダメだ」という。
それでも、日本のガラパゴス携帯は15年もたって、海外に出て行っていない。
韓国勢がやっているからグローバルに汎用性のあるものを、という「真似」のような発想もどうだろうか、と思う。
アメリカ人がどんなものを欲しがっているのか、中国人は、インド人は、と考えて製品開発をしているのだろうか。恐らく日本市場だけみていて、そういう仕組みがないのだろう。
同じことを、ラリー・ペイジが、グーグルCEOになるという記事をみても思った。フェイスブックに猛烈に追い上げられているから、SNSをやらなければ、というのではなくて、彼になら、フェイスブックとは違ったSNSが生み出せるはずだと思う。