ハイチ報告会に100人

2010年4月19日(月)

日系人会女性実業家の会主催で、ハイチ取材の報告会。会費制で104人集まり、約3000ドル集めた。お弁当・お茶などの経費を差し引いて2000ドルがハイチに寄付できる見通し。

(モデレーターはロイターテレビの我謝京子さん。阪神大震災の取材経験がある)
同行したビデオフォトグラファー、モーガンがハイチで撮ったビデオをみせ、スライドショーも作って、ハイチの子供たちの現状を知らせた。きれいな水がないこと、まだ停電で夜は真っ暗なこと、行った当時は学校が閉鎖されたままだったこと。私が取材で訪れた国では、国民一人当たりの総所得ではラオスと同じくらい貧しいのだが、ハイチのほうが文化もなく、人心も荒れていて、政府も汚職ばかりで機能していないこと。驚くほど、最後までびっしりと熱心な視線を浴びて終わった。撮影に来ていたモーガンは、日本人聴衆の集中力の高さに驚いていた。
http://vimeo.com/10643196(ハイチでのルポビデオへのリンク、8分)
質疑応答で、最高の質問は、小学校4年のロカ君から。「ハイチで何を食べていたんですか」。ハイチ滞在の一面をいろどる重要な事実だ。「朝はピーナツバターとトーストしていないパン。夜昼は一緒で、野菜を煮たのと、味付けしてあるご飯と、鳥のから揚げ、プランテン(バナナの揚げたもの)・・・毎日同じようなものでした」
華道家の朝倉寛さんが、壇上のバラのアレンジメントを、利き酒師の新川智慈子さんが、八海山などの日本酒を、報告会のために寄付してくださった。多謝。