携帯テキストで150万ドル集金

2010年1月15日(金)

14日から、赤十字が携帯テキスト(日本のショートメッセージ)を使って、ハイチ救援に寄付ができる仕組みを作った。テキストで5桁の数字を赤十字の電話番号に送ると、自動的に10ドルが寄付され、翌月の携帯電話の請求書に加算される。
今朝のテレビによると、すでに150万ドルが集まった!5ドルぐらいのランチを「高い」と文句をいうアメリカ人が、10ドルさっと寄付する、その素早さ。
これは、赤十字の作戦勝ち、テクノロジーの強みだろう(テクノロジーというほどでもないが)。恐らく、寄付しているのは、お金がたくさんある人たちではなく、テキストを使いまくっている若い人たちだからだ。救援資金の集め方の歴史が変わった瞬間だ。
米国の携帯電話によるネット接続は日本ほど速くないため、メールを使うのが面倒くさい。このため、若い人たちはテキストを盛んに使う。iPhone を契約した際、月に数千通までテキストが送ることができるパッケージを勧められた。テキスト(単独の請求額は一本15セント)はあまり使わないので断ったが、AT&Tの女性は月2000通のテキストを送る、と言っていた。パッケージを断ったものの、友人からは盛んにテキストが来る。電話をかけてはいけない状況なのかと思い、テキストで返していたら、結局週に10本ぐらいはテキストを送っている。そのうち、音声電話の回数を超えるかもしれない。