同性愛結婚容認を否決

2009年12月2日(水)

通過すると思っていた、ニューヨーク州上院での「同性愛結婚」を認める法案が2日、大差で否決された。同性愛者の友人はみながっかりだ。
全米ではすでに7州で法案が可決。しかし、カリフォルニア州メイン州ではその後、「住民投票」で否決となり、同性愛結婚が再び認められないことになった。
ニューヨークはもともとリベラルなところ。オバマが選挙戦終盤で、一度も集会に来なかったほど磐石、と思いきや、同性愛結婚はまだまだ難しい。
共和党議員30人が全員反対、民主党議員は24人が賛成、8人が反対と割れた。民主党でマンハッタンなど都市部と富裕層の多い地域の議員が賛成に回り、都市部でもクイーンズなどカトリックのヒスパニックが多いところの議員は反対に回った。
http://www.independent.co.uk/news/world/americas/new-york-senate-rejects-samesex-marriage-bill-1833859.html


きょうのオバマ   ↓

アフガニスタン増派は、追加する数が問題のようだ。
3万人といっても、家族が3人いるとして、最低でも約12万人を不安の底に突き落とす大変な決断だ。しかも、ミシェル夫人が家族第1主義を喧伝する一方で、オバマアメリカ人が一番家族と過ごしたいクリスマスの前に3000人を寒いアフガニスタンに送り込む。しかし、3万人は少な過ぎる、というのが専門家の見方だ。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20091203/211135/?P=1日経ビジネスオンラインから、軍事ジャーナリスト、鍛冶 俊樹氏のコラム「これはアフガン放棄の戦略だ」)
過去のデータからみると、ベトナム戦争は50万人で敗退、イラク戦争は15万人で撤収中、アフガニスタンは3万人追加して来夏に10万1000人。これでは、オバマは、「大規模戦略をしかけるつもりはありません」と宣言したようなもの、という。

ブッシュがイラク戦争を宣言したときの保守派の高揚した感じ。一方でワシントンやニューヨークで数十万人規模の反対デモも起きた。そのときに比べると、あまりにも、反響は混沌としている。
タイムズ・スクエアの米軍リクルート・オフィスの前でデモがあるというので、行ってみた。20人ほどがぱらぱらと集まった。雨が降ってきたので、ストロボとカメラを布で拭いていたら、あっという間に誰もいなくなった。