2009年11月1日(日)

きょうはニューヨーク・シティ・マラソンの日。友人の誘いで、イースト・ハーレムでの応援に参加した。これはやみつきになりそうなほど、楽しかった。
心優しき友人たちは、マラソンの最もきつい場所、最後の3分の1に差し掛かり、しかも上り坂のところで、日本の旗を振りながらも、全ランナーを16年も応援しているのだ。
イースト・ハーレムのその場所は、応援する人垣もまばらで、ないに等しい。ランナーにとって最も厳しい場所で、歩いている人も多く、走っていても表情は虚ろ、前傾姿勢で止まりそうな人もいる。
そこで、友人たちが、Go George! (Tシャツに書いてある名前を呼ぶ)、You can do it!, Go France! と掛け声をかけると、さっと背筋が伸びて、走り出す人たちがいる。Vサインや笑顔を返す人もいるが、余裕もない人もいる。しかし、この力強い応援にきっと感謝しているだろう。
寒かったが、感動した。