オペラ、ハロウィーン、ヤンキース

2009年10月31日(土)

友人夫妻とメットで「トゥーランドット」。しかも、この晩はハロウィーンと、ワールド・シリーズ、ヤンキースフィリーズの第3戦が重なった。
トゥーランドットも、ゼフィレッリの舞台装置のままで、絢爛豪華だった。このセットには、昔の中国はこうあれかし、という憧れが混じっていると思う。しかしそれが一部の人には陳腐ととられて、リストラの対象になってしまうのかもしれない。

(ニューヨーク・タイムズより。宮殿の中のトゥーランドットとカラフ)
プッチーニは、最後の美しいリウのアリアを4回書き直して、心臓発作で(力尽きて?)亡くなってしまう。その後、3幕の残った部分をほかの作曲家が追加しているため、接ぎ木のような感じがしていたが、今回聞いて、クライマックスは2幕のトゥーランドットの秘密を歌ったアリアをもとにしていたことが分かった。メットのパンフレットでは、この作曲家フランコ・アルファーノがいかに、プッチーニの構想に忠実に作曲したか、賞賛している。ということは、プッチーニも相当細かい草稿、メモを残していたのだろう。

オペラが終わって、タイムズスクエアで地下鉄を乗り換えるところで、ご近所で失業中の友人にばったり。夜中近いのに、ヤンキースの第3戦が続いているということで、バーで観戦することになった。座ったとたんに、松井秀喜選手がソロホームラン。日本人と分かると、お客が集まってきて、お坊さんのように手を合わせて何度も頭を下げた。お辞儀の仕方に勘違いがあるが、松井選手の人気はとても定着している。

きょうのオバマ  ↓

ホワイトハウスで、とんでもなく派手なハロウィーン・パーティを開いた。2000人の軍人家族にお菓子を渡し、ミシェル夫人は猫の耳をつけていた。