原爆展

2009年10月26日(月)

平和とヤンキースを愛する、友人の田中有美さんが設立した「ニューヨーク平和映画祭」のイベントに参加。ニューヨークで始まる「原爆展」開幕に際し、広島で被爆した岡田恵美子さん(72)を招いて、証言を聞く会。
「原爆展」は、広島平和文化センターが2007年から全米各地で、開いている。センターで初のアメリカ人理事長、スティーブン・リーパー氏(61)も同席して、核兵器の廃絶を訴えた。

(左から岡田恵美子さん、通訳をされたエリザベスさん、スティーブン・リーパー氏、広島平和祈念資料館の坂本千影さん、右端が田中有美さん)
岡田さんの証言。8歳で広島駅の近くで被爆。爆心地近くに倒壊建築物の除去に行っていた姉は今日にいたるまで遺体も見つからず。99年から広島平和記念資料館の「広島ピースボランティア」。
「今世界に核弾頭が2万5500以上ありますね。核をいくら持っていても、絶対に平和になりません。インド・パキスタンに行ったら、子どもがゴミに顔をつっこんで、食べ物を漁っている。莫大な軍事費を費やしている国ほど、子どもの飢餓、差別、貧困、失望、環境の破壊が止まりません。大人だったら、こどもを救うべきですね。だから、私自身の体験は、半分ぐらい(の時間)にします。私は地球人ですから」
リーパー氏の話。広島と海外を結びつける交流機関となっている広島平和文化センターの「実働部隊」に「メイヤーズ・フォー・ピース」があり、03年500人の会員で始まり、現在は5000人以上という。
オバマ大統領が、(核廃絶)交渉のために非常に強い態度で、扉を開かせた。日本では、核廃絶というと、伝統的に共産党社会党など左翼のエリアで、一般人を呼び込みにくいという背景があったが、(オバマのお陰で)普通の人たちが、核から逃れたい、と思う気持ちを引き寄せられるようになった。今こそチャンス」

きょうのオバマ  ↓

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/10/25/AR2009102502630.html?wpisrc=newsletter(ワシントン・ポスト)
ニューヨークの大物上院議員シューマーが、医療保険制度改革案を60票の多数で可決できるとの見通し。案のまとめは、マラソンの後半にさしかかり、オバマは成り行きをなるべく側近にまかせている。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/10/25/AR2009102501635.html?wpisrc=newsletter(同)
オバマ政権とロビイストとの対立。