Balthazarで朝食を

2009年9月16日(水)

失業中の友人の相談にのるため、Balthazarで朝食をともにした。
1997年オープンとそんなに古くはないが、椅子やテーブルは磨り減り、ウェイトレスは黒いドレスに小さなエプロンとレトロ調で、かなり昔からあったような気がする。

ここは、ビジネス・ブレックファストの典型的な場所。周りの席もノートを取り出して、完全に仕事がらみの朝食だ。
入り口ちかくのテーブルに、ニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナル、フランス語、ドイツ語、スペイン語の新聞、ガーディアンなど英国の新聞がずらりと並んでいたが、帰るときには一部もなくなっていた。
友人は、ニューヨークで高校から大学まで名門校を制した才女。しかし1カ月前にレイオフされた。就職活動をするのと同時に、大学院に行く準備をするというので、推薦状を書くのを引き受けて、何を書いたら効果的なのか、詳しく聞いて、別れた。

その足で、Solidarity Centerに行く。全米の労働組合の元締めとなる、AFL-CIO(アメリカ労働総同盟・産業別組合会議=American Federation of Labor and Congress of Industrial Organizations)が、地域の労働者を助けるために作った非営利法人。
ピッツバーグで来週開かれるG20を前に、「失業者を救え!Bailout People」という大規模デモが20日に開かれるため、ニューヨークから乗り合いバスで行って参加するツアーがあると聞いた。そのチケットを買うためだ。
場所はユニオン・スクエアの近くだが、とても古いビル。エレベーターの前に立っても、扉が開かない。中には人がいるのが小窓から見える。どうしようか、と思っていたら、後から来た人が、扉の取っ手を引いて開けてくれた。手動式だった。。。
ニューヨークからはバス2台で40人ほどが参加するという。楽しみだ。