ニューヨークの額縁屋

2009年9月8日(月)

大島真由美さんというアーティストの絵を買ったので、額縁屋に行ってみた。ニューヨークは、とんでもなく額縁屋が多い。競争はないのか、商売はどうなのか、興味があった。近所にも、歩いて3分以内に2軒ある。
大島さんの絵を持っていって、2軒で、価格を比べて入れることにした。店が広い一軒目は、絵が和紙なので「額に入れたときに皴がよるが、クレームをつけないか」と聞いてきたので、即座にやめた。
2軒目は狭い店だが、バングラデシュ人がいて、薄い色の額と黒い色の額を何種類かすぐに出してきた。絵のふちに黒い台紙を入れるかどうかも提案してきた。相談しているうちに、額入れの価格を尋ねる電話が2件かかってきた。結局、黒い額に決めたが、幅が広いのがいいか、狭いのがいいのか、判断がつきかねた。すると「自分がフレームに入れて、どちらにするか判断する。値段は同じでいいか」というので、まかせることにした。
一週間後、絵を取りに行くと、出来上がった絵が10点ほどカウンターに立てかけてあった。額縁屋がこんなにあって、不況だし、需要があるのか、と思ったが、ちゃんとあるらしい。

日本人が描いた絵をニューヨークで買って、バングラデシュ人が額に入れた。額はメイド・イン・チャイナだろうか。
お値段は150ドル。日本で額に入れたよりも、意外にお値ごろだった。これは競争の結果だろう。しかし、これでしばらく食費を節約だ。