猫の首輪考

2009年9月7日(月)

レーバー・デーの休日で、街はとても静か。
先週、貼り付けた近所の猫の写真で、「米国では猫に首輪をつけないのか」という質問があった。確かに、こちらではあまり付けない。友人の家の猫もあまりつけていない。

(近所のデリの猫。再掲載)
近所にはワーキング・キャッツがたくさんいる。主にデリやレストランに住んでいて、歩道で撮った猫も、恐らく職業猫だ。業務はネズミ捕り。辞書にはないが、micerという職名を新聞でみたことがある。Mouse の複数miceを活用して micer? 
近所では、デリには必ずいる気がする。国連近くのかなりいいイタリアンレストランで見たこともある。当然、お客が衛生上の文句を言ったり、アレルギーの人がいたりするので、公式には猫の存在を隠していたり、その業務はなきものにして、ただその辺にいる、と説明している場合が多い。それで、さまざまな言い訳がきくように、首輪をつけないのかもしれない。
しかし、飼い猫もあまり首輪をしていない。そもそもペットショップで売られている猫の首輪が極めて少ない。引越し荷物を縛るようなそっけないデザインのものだけで、とても買う気になれない。
友人が「猫の首輪工房」というのをやっている。猫は寝ている時間が長いからということで、首が痛くないように、素材にリボンを使っているから、可愛い首輪ばかり。
http://www.maomida.co.jp/
しかし、こちらのペットショップには、水玉や縞といった極めて単純な柄の首輪ですらない。いわんや、鈴は全く売っていない。
出張の際に家に来てもらうキャットシッターは猫を5匹飼っている。これで、離婚した旦那と分けたらしいから、10匹ぐらいいたらしい。首輪をプレゼントしたい、と言ったら、「うちの子たちは、首輪が嫌いなの」と断られた。
我が家でも、日本から来た太郎は首輪と鈴をつけているが、ニューヨーク出身のロザリーは首輪が嫌いで、付けるのはあきらめている。