アーリントン戦没者墓地、ヒロシマ・ナガサキ

2009年8月15日(土)

終戦記念日
アメリカにいると、とても戦争をしている国にいるとは思えない。富を(最大限)享受し、誰かの家族が数万人規模で海外の戦場にいる、という悲惨さや切迫感がない。
そんな中、アーリントン戦没者墓地(墓数30万)で、戦死者や退役軍人死亡者の、名誉ある正式なお葬式をすることが間に合わなくて、2,3カ月待たなくてはならない、という、ニューヨーク・ポストの告発記事。
http://www.nypost.com/seven/08162009/news/nationalnews/arlington_has_grave_situation_184763.htm
名誉の正式なお葬式は、馬車と隊列でお棺を運び、埋葬の際、銃砲とラッパ手の演奏がついたもの。これは一日に27件までできる。
しかし、広報によると、第2次世界大戦、朝鮮戦争ベトナム戦争の退役軍人の死亡が急増。このため、アフガンやイラクで戦死した若者の家族が、お葬式を待たされている、という話。

(アーリントンのウェブサイトより、正式なお葬式)
オバマの脱「核」宣言のせいか、原爆祈念日関連の行事が今年は多かった気がする。毎年あるのは、マンハッタンの本願寺仏教会でのセレモニー。8月6日午前8時15分の原爆投下時間、ニューヨークでは5日午後7時15分に祈りをささげる。
http://jp.reuters.com/news/video?videoId=109346
(ロイターの我謝京子さんのリポート)
このセレモニーに行った、ヒバクシャ・アウトクライの田中有美さんによると、今年はちょっと様変わりだったようだ。セレモニー後のコンサートには、350人ぐらいと、例年よりも多くの人が来たものの、高齢者、平和団体系、ヒッピー系が多く、音楽も「ヒッピー系」(田中さん)だったために、途中から若い人がどんどん帰ってしまったという。