ハリスの包丁修行

2009年6月24日(水)

フード・ジャーナリストのハリスとお茶。
彼は、日本料理の「探求家」で、レシピを紹介するブログ、The Japanese Food Report(写真がおいしそう)を書くほか、ニューヨーク・タイムズに焼酎や、お出汁の紹介記事を書いたりしている。

さらに、この3カ月は、物好きが高じて、日本のレストランや料亭に単身、包丁修行に行っていた。(包丁は刀のようなのを5本ぐらい持っている。私は日本人なのにステンレス包丁。。。)福岡では、私の知り合いの紹介で、老舗料亭に2週間お世話になった。

おもしろかったのは、やはり料亭の話だ。
「イタリアン・シェフの経営するレストランでは、シェフが5秒ごとにスタッフを怒鳴りあげていたのに、料亭は静寂と秩序そのものだった」
「アラの皮と肝と食道の和え物、なんていうのが出てくるけど、その料理の哲学(シンプルだけど旨い)をどう説明したらいいんだろう」
料理の作り方のほかに、いろいろと異文化的なディテールも目撃してしまって、まだ興奮さめやらぬ、という感じだった。
包丁修行のことをもとに本を執筆するそうだが、楽しみだ。