ニューヨークで「クーデタ」

2009年6月11日

ニューヨーク州議会上院で「クーデタ」が起きた。6日(月)のことだ。
何だか、田舎の地方議会みたいな話だ。
上院は、40年ぶりに多数派を奪取した民主党32人、共和党30人の構成。ところが、共和党が「議会幹部をすげ替えよう」と緊急動議を出し、これに民主党の「裏切り者」議員二人が賛成して、クーデタが成立してしまった。

これで困ったのは、ゲイ、つまり同性愛者の人たちだ。
ニューヨーク州で同性愛者の結婚を認める法案が下院をすでに通過。彼らは上院の通過を熱望している。しかし、クーデタで見通しがあやしくなってきた。

今のところ、同性愛者結婚に賛成の議員は20人、反対29人、未定9人という結果が地元メディアの調査で出ているから、まだまだ可決の見通しは不透明なのだが。。。

同性愛者の結婚が認められているのは、マサチューセッツコネチカットアイオワ、バーモント、メイン、ニューハンプシャーの6州。
夕方のテレビ討論に出たゲイの俳優が、「(ド田舎の)アイオワ州に後れをとってはいけない」といっていた(笑)。

きょうのオバマ ↓

先週、中東・欧州を回っていたのに、今週はタウンミーティング・ツアー。よく動き回る人だ。
今日はウィスコンシン州グリーンベイの高校で。何だかものすごくハイだった。
娘に学校を休ませて連れてきたという父親に、先生への手紙を書いたりしていた。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/06/11/AR2009061102529_5.html