姿勢が悪いのは大統領らしくない!

5月4日(金)
Zoom Japonを取材。フランス人向けに、日本の情報をフランス語で発信している月刊紙。Courrier International(日本でも出ている、国際情報紙クーリエ)から迎えた編集長が、硬派のニュースをばっさりばっさり書いているすごい紙だ。
今月の特集は「日本の原発運動」。このほか「村上春樹特集」「パールハーバーをめぐる日米の考え方」など、メインストリームにはじっくりできない話題を取り上げている。
http://www.zoomjapon.info/index.php
発行部数6万部、ウェブサイトからのダウンロードが5000部というからすごい。

その後、村上春樹の作品などを翻訳しているコリン・アトランさんと食事して取材。
大統領討論会の話で、「サルコジ氏は前傾気味、オランド氏は背中が椅子の背にくっついていた。あれはサルコジ氏の方が印象がいいのでは」と聞く。
「いえ、あんなに前のめりになっているのは、大統領らしくない」
というのでびっくりした。
こんなにフランクに話してくれたので、1960年代に日本語を習ったという年配の女性たちにも、選挙の質問をした。
すると、突然フランス語になって、「あ、その質問はしてはいけません。私たちのお母さんは、政治と宗教の話はしてはいけない、と言っていました」と言われた。
世代によって、いろいろ質問には配慮しなくてはならない。日々勉強だ。