長崎原爆の、英語劇

2010年8月7日(土)

長崎原爆の被爆者、永井隆博士をテーマにした、英語の創作劇「如己堂の聖人」, The Wise man of Nyokodoを観に行く。永井博士の幽霊と、長崎に原爆を落としたチャールズ・スウィーニー機長が、出会い、会話を深めていって、原爆や戦争は「片方だけの悲劇ではない」ということを認識するという設定。特に日本のファンであったり、反核の運動をやっているというのではない、ニューヨーカーの役者が、尼さんから聞いた話を題材に脚本を書いた。
40人ほど入る劇場は、アメリカ人でほぼ一杯で、上演後もさかんなディスカッションが行われた。リベラルなニューヨーカーで、しかもインテリが集まったという感じ。こういうことは、米国のほかの都市ではまずできないだろう。