NGOのブランディング

2009年4月9日(金)
 夕方から打ち合わせが立て込んでいるので、朝5時から始動。
 19日に日系人会で、寄付金集めのハイチ報告会をするため、チラシづくり、宣伝の打ち合わせ。その後、5月の核不拡散条約(NPT)見直しに向けて、私たちのピカドン・プロジェクトのイベントを詰めるため、紀伊国屋書店のカフェに集合。
 ハイチに一緒に行ったバネッサは、NPOに限ったファンド・レイジング・パーティの企画支援をしているので、ミーティングに招いて、プロジェクトのブランディングについて聞く。29歳で、太平洋戦争のことも、原爆や核のこともあまり知らないので、そういう若い世代に参加してもらうにはどうしたらいいか、とても参考になった。
「核は、米国人にとって、日々の脅威ではないの。テロや経済の方がもっとアピールしやすいのはそのため。だから、核がどうのといっても、人が集まらない。ピカドン=平和、というブランディングで集めてから、その平和を獲得するにはどうするか、と聞かれたときに、核のない世界をプレゼンするの」
なるほど。
集まった我々はみな40代だが、「ピカドンを1つの文章で表現してください」などという、鋭い質問にみなたじたじになった。でも、興味は持ってくれたようなので、これから協力してやっていけそうだ。
 それから、ビデオグラファーのモーガンに会い、ハイチで撮ったビデオの編集。ハイチ報告会で使うため。これがなんとぶっ続けで9時間かかり、終わったのは午前3時過ぎだった。私はカットする場所を指示し、字幕を入れただけで、ほとんど何もしなかったせいもあるが、テレビ番組の制作に何十人もいる意味が分かった。