日本のオバマ

2009年11月21日(土)

遅まきながら、オバマの東京演説会の全文を読んだ。
http://www.47news.jp/47topics/e/136118.php
これは、アジア版タウンミーティング北朝鮮ミャンマーには主張を表明し、イランにも北朝鮮の核問題がらみで釘を刺した。サントリーホールに集められた聴衆ではなくて、カメラの向こうにある、アジア各国と、そして米国内の政治家、有権者向けのスピーチだ。ここまで気配りするとは、楽な仕事ではない。
最後は、民主主義を選び、発展した日本の戦後をもち上げつつ、自由・平等、人権擁護、市場開放をアジア各国に迫った。つまるところ、米国の「教条」をはっきりさせて、米有権者に「アジアに釘を刺したぞ」とみせつけた形だ。
日本は、サントリーホールを貸しただけ、という感じ。

このほか、皇室の前でのお辞儀が深すぎる、と米国保守派から批判が出た。http://www.nypost.com/p/news/international/bam_on_bender_FUpkkXyPWqeF3jkEbhDrfO(ニューヨーク・ポストの記事。「気がふれたオバマ」(意訳)。昭和天皇は、彼が育ったハワイのパール・ハーバー攻撃にゴーサインを出した、とということまで書いている)
http://news.yahoo.com/s/afp/20091116/pl_afp/japanusdiplomacyasiaobama
(AFPの記事)

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/11/12/AR2009111210925.html?wpisrc=newsletter&wpisrc=newsletter&wpisrc=newsletter
(ワシントン・ポストの記事)
ニューヨーク・タイムズは辺野古から、オバマを迎える日本の様子を伝えたが、ワシントン・ポストは広島にレポートに出かけた。広島・長崎がオバマの来訪を望んでいるという記事。