日本にしかない興奮

2009年10月6日(火)

CEATECが、一般向けに開幕。
米国からの記者と会場を回って、なぜ彼らが興奮するのか、よく分かった。要するに、日本だけでしか発売されていない、あるいは発売されないであろう、見たこともないような製品がたくさんあるのだ。
「世界でいつ発売するのか、聞いてくれ」と何度言われたことか。
例えば、パナソニックの「汚れを感知する洗濯機」。9月に発売済み。

水の汚れ、つまり土・ほこりを光センサーで測り、汗の付き具合を電流センサーで察知し、水や消費電力を調節して、節約する。「なんてこった!」。記者たちの目がきらきらと輝いた。
KDDIで陳列されていたiidaブランド(イーダ、米国人記者たちはアイダ、と発音している)の携帯電話「PLY」。数枚の板が重なったようなデザインで、それがスライドしてキーボードが出てくる。

「やつら、作ったんだ、これ!!」「オー、マイ・ゴッ!!」「まじかよ」
昨年はコンセプトだけだったのが、実際に端末が陳列されているので、大興奮。
SHARPの防水・ソーラー携帯電話。
京セラの人工宝石などなど。

「これ何?これ何?」と矢継ぎ早に質問しながら、くるくる歩きまわる米国人記者たちを見て、日本の技術力、そして発想のすごさを、実感した。
と同時に、メーカー各社は、せめて製品名だけでも、英語で表示してほしかった。。。