2016オリンピック

2009年10月3日(日)

1日に一時帰国。2日に福岡直行。
東京オリンピック
2日朝から約1年半ぶりに日本のテレビ、新聞をみる。東京オリンピック誘致一色。朝のテレビはどこを回しても、鳩山首相コペンハーゲンに発つ映像ばかり。イランの核査察、スマトラ島沖地震はもう後回し。テレビがやっているように、本当に国民が東京オリンピックを望んでいるのか、テレビの報道は真の支持を反映しているのか、まったく疑問。石原慎太郎都知事のなりふり構わない「夢」ではないか、という印象が強い。
2日夜、東京の落選が決まると、案の定、付近にいた人たちは「あー、東京に来なくてよかった」。

▼きょうのオバマ   ↓

オバマの自宅があるシカゴも落選。感想を、というメールをいただいた。
これは、石原知事が感じる以上に相当「痛い」だろう。医療保険制度改革で支持率が落ちている国内に比べれば、国際的なオバマの評価は高いはず。しかし、IOCにオバマパワーは効かなかった!
ミシェル夫人も、大統領就任式に着たドレスコートと同じ、薄いサヤエンドウ色ドレスで頑張ったが、縁起のいい色の神通力も効かず。。。
ウォールストリート・ジャーナルは、早速一斉射撃。
「雇用市場の厳しさを物語る雇用統計が出る日に、オバマは、自分の地元シカゴにオリンピックを招致するために丸1日、ワシントンをあけてコペンハーゲンに行った。ところが見事に失敗した。外交問題の厳しさを学ぶべし」
http://voices.washingtonpost.com/political-browser/2009/10/rundown_-_100209.html#more
ワシントン・ポストもおもしろい。「シカゴがリオデジャネイロに優るという勝算があって、オバマ夫妻がコペンハーゲンに行ったのかどうかは不透明。地元シカゴの人たちも誘致は望んでいなかった。シカゴのプレゼンは、ちょっとフラット(薄っぺら)。でも、IOCの人たちは、オバマ夫妻と写真が撮れて喜んだだろう」
言外に「行かなくてもよかったのにね」というのがありあり。実は私もそう思っていた。