オバマVSクリントン、クリントン勝ち

2009年9月21、22日

トーク番組のオバマとビル・クリントン  ↓

週のはじめに、デビッド・レターマンの深夜番組、Late Show with David Lettermanに、オバマ(月曜日)とクリントン(火)が連続出演した。これを両方見比べたら、やはりクリントンが一枚上、ずっと大統領らしくみえた。
オバマは、「僕は大統領になるまで、黒人だったんだ、これは事実だ」とジョークをかまし、レターマンは、「へー、どのくらいの期間、黒人だったんですか?」とやり返すまで、しばらく口が利けなかった。会場は爆笑に包まれた。その後の感想は、うーん、オバマは話が長い、もっと短めにしてくれないかな、という感じ。

対して、クリントンは、気候変動サミットのあった火曜日の晩に出演。
落ち着いた語り口で、会場からはとても尊敬のこもった拍手がいちいち起きた。オバマに対するほどの熱狂はなかったが、拍手の回数はクリントンに対するほうがずっと多かった。言葉の選び方もインパクトがあり、一文ごとに前に進み、論理の展開がはっきりしている。大統領だったとき、演説で有名だったわけだ。残念ながら、YouTubeでは、クリントン地球温暖化について語った、いい部分が入っていない。

http://www.businessandmedia.org/articles/2009/20090923142634.aspx
(温暖化と’水戦争’を予言する発言が載った記事)
国務長官ヒラリーのことを聞かれると、「まず、とんでもなく、彼女のことを誇りに思っている」と言い、拍手喝采
その理由は、「上院議員という仕事をあんなに愛していたのに、困難なときだから、みなが助け合うべきということで、オバマのために国務長官を引き受けた」
「以前は僕が政治家で彼女は市井の人、今は僕がタダの人で、彼女が政治家、なかなかつり合っていると思うよ」
いろいろあったが、とてもいいコンビらしい。