国連総会、渋滞、警察犬

2009年9月22日(火)

今日から年に一度の国連総会が本格化。各国首脳がたとえ国交がない国同士でも、一堂に会する興味深いチャンスだが、ニューヨーカーにとっては、「交通渋滞」の代名詞だ。
米大統領は国連近くのウォルドルフ・アストリアに宿泊。日本の首相はその南側にあるインターコンチネンタルだと思う。そこで、この辺りのブロックが閉鎖される。その上、首脳が移動する際は、一時的に道路封鎖する。ブッシュ前大統領の移動を見たことがあるが、大統領専用車の前後に数台の警備車、最後尾のミニトラック荷台にはスナイパーが数人、通りに銃口を向けながら通り過ぎた。
このため、国連があるミッドタウン東は、大渋滞し、一日中クラクションが鳴り響く。
朝6時、ジョギングでウォルドルフ付近を見に行った。家の近くのマクドナルドに10人ぐらい警官。北上して42丁目の角には交通警官が30人ほど集合点呼。インターコンチネンタル前は、「SP」と異様に分かりやすいバッジをつけた日本のSPを含め、各国のSPと政府職員でごった返す。ウォルドルフの周りは封鎖されていて、近づけなかった。
近所のホテルは、犬を泊められるので、全米から集められた警察犬隊が宿泊している。夜になると、ジャーマン・シェパードとパートナーの警官が散歩をしたり、飲みにもいかれずに、公共の広場で、犬と警官がぼーっと座っているのが見られる。

アメリカ警察犬隊のウェブサイトより。シェパードと警察官は24時間一緒だ)
このホテルには昨年、ミャンマーの外相が宿泊。民主化を求めるミャンマー移民が3日間デモを繰り広げた。
これからG20まで3日間、騒々しい毎日だ。