クリントンの訪朝スポンサー

2009年8月5日(水)

クリントン元大統領が、北朝鮮に突然来訪し、不法入国していたとされるアメリカ人女性記者二人を解放して、帰国。
金正日総書記とは、75分間会談し、2時間あまり会食したということで、3時間に渡る面会に成功した。
驚いたのは、この来朝を資金援助したのが、ハリウッドのプロデューサー、スティーブ・ビングという一民間人だった。自家用機のボーイング737まで提供した。ホワイトハウスクリントン側も、「外交」ではなく、「あくまでも人道的ミッション」と何度も繰り返した。
そのため、元大統領も公用機ではいかれなかった。それに手を貸したのが、ビング氏という構図。燃料費20万ドル。
http://www.nypost.com/seven/08062009/news/nationalnews/bills_hwood_blockbuster_183236.htm
クリントン氏の長年の友人で、不動産で財をなし、そのお金を映画につぎ込む会社を持っている。
手掛けた映画は、トム・ハンクスが声で登場した「ポーラー・エクスプレス」など。
ウィキペディアによると、一貫して民主党に寄付しているが、オバマに寄付していないようだ。おもしろい。

今回の救出劇で、北朝鮮側がクリントン氏を指名していた。
モニカ・ルインスキーとの不倫事件で、政権の最後は信頼を失墜したものの、また「ヒーロー」として蘇った。運のいい人だ。