航空会社が嫌い

2009年7月27日(月)

ディズニーが、宮崎駿氏の「ポニョ」英語版を製作し、ロサンゼルスで試写会。
テレビでよく観るハリウッドの試写会なるものに、初めて行った。
身分証明書をみせてチケットを獲得するも、カメラ2台、ビデオカメラ、ICリコーダー、iPhoneが、身分証明書(パスポートや運転免許証)とともに没収される。残された記録媒体は、ペンとノートしかない。
目的はもちろん、YouTubeを使った海賊版対策だ。
セレブが来るイベントではよくあることだが、身分証明書も一緒に取り上げるというのが、よく分からない。合わせて番号札も配られるが、それをなくしたら、どうやって身分を証明したらいいのか。
「ポニョ」、色が美しく、回顧的。うれしい。もちろん、大盛況。

その後、デルタ航空夜行便でニューヨークへ。直行便かとおもいきや(搭乗券もJFKまでの一枚しか印刷されなかった)、ミネソタ州セント・ポール経由で、しかも15分遅れたから、乗り換えのニューヨーク便に乗ったのが、出発時間のわずか10分前。
しかも乗り換えのために、コンコースを3つ移動しなければならなかった。
LAで乗ったときも、ゲートでの行き先表示はミネソタ州ではなく、JFK空港になっていて、多くの乗客が、同じ機体でJFKまで行かれると思ったにちがいないが、この事態。3つもコンコースを移動しなければならないこと、従って一瞬も無駄にせずに移動するべきということも、まったく機内でアナウンスがなかった。
LAからの機を降り、10分ぐらい歩いて歩いて、出発ゲートにたどり着くと、デルタの職員が無線機で
「くそったれ、やっと来たよ、あいつら」
とどこかに報告しており、はらわたが煮えくり返る。お金を払って、何でこんな思いをしなければならないのか。
旅は好きだが、動けば動くほど、アメリカの航空会社が嫌いになる。
そう思いこんでいると、逆にとても気分が明るくなるのが、コンチネンタル、サウスウェスト、ジェットブルー、そして最高にいいのがバージン・アメリカという、不思議なことに新規参入組が多い。
なぜそうなるのか分析は、また次回。