ジャスミンの世界へ

2009年7月24日(金)

遠藤明子さんに会いに行く。
911(セプテンバーイレブン)のテロで崩壊した世界貿易センターの真西にあるマンションに在住。
911で命からがら自宅から逃げ出し、気持ちの整理のために訪れたタイ、カンボジアジャスミンの香りに触発され、「人生の転換点」を迎える。
海外ファッションのトップバイヤー、そしてキャリア・ウーマンとして、売上重視だった半生に終止符を打ち、タイ、カンボジアの女性たちの自立を助ける「香りビジネス」、ラ・ルンピーニを、自己資金で立ち上げた。911をくぐり抜けて、自分が余生何をできるか、考え抜いた結果という。
911のあとの体験を記した「9.11のジャスミン」も出版した。

オバマ医療保険改革のほかに、米国では病院や医師、薬品業界が患者を食い物にしていることに話が及ぶ。
遠藤さんはよく「人心」という言葉を使われる。
「人心がないからですよ。医療というのは本来、ひとの病気を治してあげるということが目的なのに、この国ではお金が目的になっている」納得。