オバマとクリントン

老舗の報道番組Meet the Pressに、大統領上級顧問ヴァレリー・ジャレットが登場。悲願の公約2つを達成したオバマ大統領の近況をアップデートした。(以下はスクリプト
http://www.msnbc.msn.com/id/40781987/ns/meet_the_press-transcripts
彼女はオバマの友達というより、ミシェル夫人の親友だ。彼女が就職活動に行った先の上司であり面接官で、意気投合したらしい。
そういう人がホワイトハウス入りし、大統領と経済界のパイプ役を果たしている。
面白かったのは、オバマが今までにないinnovative, creativeな大統領だと言ったことだ。選挙戦ではそういう面を見せたが、それ以降、ワシントンの恐竜たちと闘うのに苦労しているが、ホワイトハウスの中ではそうみえるのだろうか。

最近、オバマでびっくりしたのは、クリントン元大統領と記者会見したときだ。焦点だった減税措置の延長についてだったが、途中で会見を放り出して、クリントンだけを残し、立ち去ってしまった。
「じゃ、みんなファーストレディーを30分も待たせているので」
クリントンは驚いただろうが「おこらせないうちに行った方がいい」
と切り返し、その後、クリントンは減税だけでなく、外交まで10問ぐらいの質問に答え、現職大統領のようだった(しかも、オバマよりもかなり賢く、理路整然と答えている)。
これをみた友人は「オバマは1期だけでやめたくて、わざとやっているんだろう」。