台湾とスウェーデンの合作映画

2010年7月18日(日)

 Asian American International Film Festivalにて、Miss Kickiを観た。台湾経済文化代表部のレセプションで、数日前に監督ハンコン・リューに会ったからだ。
 彼は、両親が台湾人とスウェーデン人で、台湾育ち。初監督作品だが、イングマル・ベルイマン監督作品に出演していたスウェーデン人女優ペルニラ・アウグストをラッキーにも起用(彼女は、スター・ウォーズで、ダース・ベーダーの母親役もやっている)。
 スウェーデン人の母親が、昔の台湾人の恋人を探しに、一人息子と一緒に台北に行く話。おそらく、スウェーデンと台湾の共作というのは、極めて珍しい、おそらく初めてではないだろうか。
 ニューヨーク・プレミアだったが、肩に力が入っていなくて楽しかった。台湾では大ヒットしたらしい。日本でもヒットする映画だと思う。ハンコン監督は「日本で呼んでくれたら、いつでも行くのに」と言っていた。

(Miss Kickiトレーラー)
 その後、同じ映画館の中で、週末公開のInception(考えを得るきっかけの意味)を続けてみた。レオナルド・デカプリオ、渡辺謙、フランス人女優、イタリア人俳優と美男美女の6人のチームが、5段階の夢の中を行ったり来たりする。翌日も「あれはどういう意味だったのか」と考えていたくらいだったので、ハリウッド映画にしてはうまくできた映画。渡辺謙は、サムライ以外の役は初めてではないか。ハリウッドにすっかり定着した感じ。